スタッフ紹介
団長挨拶
この度は当団のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。団体名の通り当団は、メンバーの多くがかつて所属した東京農工大学管弦楽団の、OB・OG(卒団生)団体として活動をしております。と言いましても「OB会」のような由緒正しき組織ではなく、卒業後も顔を見知った仲間でオーケストラを楽しみたい!と立ち上がった有志により1985年に創設されたのが活動開始のきっかけです。それ以来、農工大キャンパスのようにゆったりとした、気がつけば横を馬が闊歩し、近隣に住む虫取り少年がサバイバルを繰り広げ、冬は落ち葉で道が無くなる、そのような雰囲気の中でのびのびと活動してきました。かくいう私も在学中は農学部の学生として畑(農場)で芋を掘り、蚕にエサをやり、講義の合間に部室で楽器を練習する、そんな優雅な?キャンパスライフを満喫したものです。
一方で大学を卒業して社会人になり、仕事に邁進する日々が続くと、かつて仲間と共に音楽に没頭した頃の自分を忘れることが多くなりました。もちろん仕事一筋、社会人としてほぼ定刻通り進む生活も悪くはないのですが、ふと時折もの足りなさを感じたのは私だけではないはずです。そして同じことを、かつて当楽団を創設された先輩方も感じておられたのでしょう。その想いは長い時を経て、今では幅広い年代のメンバーが集い、音楽を楽しむ傍ら互いの近況も伝え合う、単なるオーケストラとしての活動以上の、素敵な空間を作り出してくれました。
クラシック音楽とはとても奥深いもので、何百年も前の作品が繰り返し演奏される一方、奏者や指揮者が違えば全く別の曲が仕上がります。ベートーヴェンやブラームスの作品も、私たちが演奏するとどのような曲になるのか、それは演奏会でのお楽しみですね。それでは皆様の演奏会へのご来場を、心よりお待ちしております。
東京農工大学OB管弦楽団 団長
川田 泰孝 Kawata Yasutaka
指揮者紹介
小野寺 弘滋 Onodera Koji
役職 桂冠指揮者
楽器 -
本人紹介
小野寺さんは農工大OBオケ創設時から活動に参加している、現在では数少ないメンバーです。第1回演奏会より指揮者として団を率いており、まさに当団の歴史そのものです。
音楽はもちろんのこと、オーディオ・カメラ・車などを趣味としてお持ちなのですが、そのこだわりはまさに「趣味人」としてのお手本ではないでしょうか。それが最も発揮されるのは、もちろん音楽の場。小野寺さんは一見すると冷静沈着な方ですが指揮棒を持った途端、あふれんばかりの情熱をもって、わたしたちに音楽とは何たるかを教えてくれます。昔はその熱さゆえに団員と衝突することもあったそうですが(本人談)、その熱意は若いメンバーが多いOBオケのなかでもひときわ輝きを放っているのではないでしょうか。(Y.K.)
ポンサトーン ラクシンチャラーンサク Pongsathorn Raksincharoensak
役職 指揮者
楽器 クラリネット
本人紹介
ニックネームは「ドーン」。タイ出身で出身校である農工大の教授です。
彼は本当に人が良く、彼を嫌う人はいないのではと思っています(少なくともこのオーケストラには存在しない)。そして、その人柄を表わすかのように、皆に好かれ彼の周りにはよく人の輪ができています。
また、仕事柄海外出張に出かけることが多いのですが、出張前に練習に参加しその足で空港へ移動したり、空港から練習へ直行したりという、売れっ子のようなスケジュールをこなすこともしばしばあります。そんなドーンさんを見ていると、身体を壊さないか心配になってしまいますが、本人は軽く「大丈夫だよ~」と言っており、その体力は一体どこから生み出されてくるのか……謎です。(M.S.)
藤原 祥吾 Fujiwara Shogo
役職 指揮者
楽器 ヴィオラ
本人紹介
東京農工大学管弦楽団2013年度入団。高校でヴァイオリンを始め、大学でヴィオラに転向したらしい。当楽団の第28回演奏会にて、リスト作曲のレ・プレリュードを指揮したことで鮮烈なる指揮者デビューを果たした。
彼は羊羹が大好物である。練習中上手く振れないと憤りを感じ、それを鎮めるために口いっぱいに羊羹を頬張る癖がある(虚偽)。また、最近は炭酸水にはまっているらしく、団員たちが炭酸水を飲んでいる姿を目撃した彼は、「おれがブームを作った、みんなおれの真似をしている」と思ったそうだ。お茶目(自意識過剰)で、皆から愛される良い奴である。遭遇すれば気絶するほどゴキブリがきらい。
そんな彼だが練習に対しては非常にまじめで、音楽の勉強や曲の分析に余念がない。指揮者としての彼の経験はまだまだであるが、その姿は段々と板についてきたように思える。(T.N.)